
・・・難しいね。キャラクターを作ったのは僕だから、父親がお気に入りの子供を選べないのと同じ気持ちで、1人選ぶのはちょっと無理だよ。
色々な意味で、全員のキャラクターが僕にはとても重要だし、僕自身の一部でもある。ある意味ピーターの夢見がちなところは、僕とよく似てるしね。それにヒロのすごく情熱的なところは、僕がそうなりたいと思う部分だし、クレアの不死身なところもうらやましいと思う部分だよね。
だから、作っていく過程でキャラクター全員が自分の子供みたいに感じるようになっていて、1人選ぶのはすごく難しいんだ。

シーズン3では、サイラーが中心人物になっていると言えるね。
サイラーは本当の自分を探す旅の途中にいるんだ。彼が悪人だと決め付けるのは簡単。でもサイラーの面白いところは、彼がすごくたくさんの面を持つキャラクターだってことだね。特にこのシーズンでは、本当の自分を探すだけじゃなくて、自分の両親が誰なのかも明らかにしようとする。
自分がどこから来て、どうして今の自分になってしまったのかもね。最終的には、今までずっと悪人だと思ってきた気持ちを、見ている側がもう一度考え直すようになると思う。彼に対する見方が変わる。サイラーの人間らしい部分が多く表現されているからね。

ジェリコは素晴らしい俳優なんだ。以前一緒に仕事をしたことがあって、長い間ファンだった。だからずっと彼にHEROESに参加してもらう方法を模索していたんだ。
彼が演じるキャラクターの名前は「ダンコ」。しばらく「ダンコ」はハンターの役割として描かれる。シーズン3の後半(Volume 4 Fugitive 逃亡者)では、登場人物たちはどんどん追い詰められていく。ヒーローたちが逃亡者として逃げる立場になってしまうんだ。
ダンコは彼らを追いかけるハンターのチーフ。ダンコは追跡者として彼らがどこに隠れていようが、探し出すことができるんだ。冷酷で利己的な人物。でもダンコの素晴らしいところは、その冷酷で利己的な性格の裏に、知性と人間性が隠れているところだね。彼は他のキャラクターほぼ全員と共演しているから、見ごたえがあるよ。

そうなんだ。ブライアンが戻ってきてくれてすごく嬉しかったよ。彼が戻ってきた時には、確か20話をすでに撮影していたんだ。だから25話のうちの最後の5話に、彼の影響が出ていると思う。
ブライアンはシーズン1でずっと仕事をしてきたから、とても自然な形で戻ってきてもらえた(#4「遭遇」、#17「本当の家族」脚本執筆)。
だから特に、書き方を教えたりしなきゃいけないこともなかったしね。キャラクターのこともよく知っているし。最高だったのが、彼がキャラクターに対する新しい刺激を運んでくれたことだね。いつもの脚本のメンバーの中に、新鮮な目でドラマを見れる人が加わってくれるのは大事なことなんだ。ブライアンが新しい風を運んできてくれたね。(ブライアン・フーラーは#54[3-20]「救出」を執筆)

【2009年4月28日】
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