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「HEROES/ヒーローズ」ファイナル・シーズン 製作総指揮ティム・クリングの語るファイナル・シーズンの見どころ

 

ファイナル・シーズンの展開について

シーズン4になると、政府による能力者狩りもなくなる。だから皆それぞれ自分たちの生活に戻れるようになるんだ。だからシーズン4では、普通の生活に戻ったヒーローたちの姿が多く描かれてる。どうやったら自分の人生を生きられるのか?という最初のテーマに戻るんだ。クレアは初めて大学に通い、ピーター・ペトレリは救命士として人々の命を救い、マット・パークマンはロサンジェルス警察の刑事になる。それぞれのキャラクターが自分の生活に戻っていくけれど、大きな秘密を抱えて元の生活に戻るのは難しいということに気付く。

そこで生まれたアイディアが、もし本当の自分を公表したらどうなるのか、その時は何が起きるのか、というものだった。秘密を抱えて生きるべきか、オープンにすべきか、それぞれ悩む。シーズン4で新しく登場するのが、今までも隠れて存在していた、“カーニバル”という集団なんだ。彼らはジプシーみたいに、1つの街から街へ移動し生活してきた。その“カーニバル”のメンバーはみな能力を持ってる。今までずっと近くで生活していたけど、誰も彼らの能力については知らなかった。表向きはカーニバルのパフォーマーってことになっていたからね。今回彼らは自分たちの能力を世界に知ってもらおうと決断する。でもそのためには、もっと強くならなければいけないし、強くなるためにはもっとたくさんの仲間が必要だと気付く。そのためにヒーローたちを“カーニバル”に入れようとする。そこで波乱が生まれる。それが善なのか悪なのか、分からないしね。

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ヒロとアンドウはどうなりますか?

ヒロはすごく厳しい問題に直面することになる。自分の能力がヒロの命を縮め始めるんだ。だからヒロは自分に残された時間について考えて、時間があるなら何をしたいか考える。それでヒロは過去に戻って、問題を片付ける決心するんだ。今まで自分が抱えていた問題を全てね。ヒロはアンドウと一緒に過去に戻る。一度ドラマでも出てきた場面に戻って、歴史を変えていく。それがシーズン4。だから、ヒロとアンドウのタイムトラベルが見られるよ。何だかちょっと暗い感じがすると思うけど、死ぬって聞くとね。でも本当はそんなに暗くはないんだ。実際はすごく明るくて面白くて楽しいストーリーになってるよ(笑)。

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シーズン4で登場する、ロバート・ネッパーについて

ロバート・ネッパーはこのドラマにとって、色々な意味で素晴らしいスパイスになってる。彼の役はシーズン4の悪人の中の中心人物。今までと同じように、もちろんサイラーという悪人もいるけどね。特にこの巻では、新しい悪人が登場するんだ。さっきも話したけど、街から街へ旅する“カーニバル”という一団がいる。能力を持った人たちの集まりで、ロバート・ネッパーはその集団のリーダー役を演じている。宗教集団のカルト的なリーダーのような人物なんだ。とてもカリスマ性があって、自分は正しいことをしていると信じて疑わない。それに、とても興味深い、何ていうかちょっと反抗的な雰囲気を持ってる。「プリズン・ブレイク」を見て知っている人も多いと思うけど、ロバート・ネッパーはとても才能のある俳優でカリスマ性がある。強い影響力のある人の参加はとても嬉しいことだね。ドラマにもすごくプラスになってる。

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【2009年9月】

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